冬のこの時期、各家では年で一番大きな『プジャ』が行われる。
※プジャ…祈祷
今回は、友達の家のプジャに招待されたのでそれを紹介しようと思う。
呼んでくれた友達の家。
※屋根の上の旗も、このプジャの時に新しい物に替える
到着するなり、昼食をごちそうになる。
・ご飯
・スペアリブ
・のりのスープ
・ノシャパ(牛の肉、唐辛子、大根の炒め物)
昼食が終わると、もちろんドマを勧められた。
最近、自分はこれに挑戦している。
が、噛み始めて5分で唾が口の中に溢れてきて、赤い唾だけをうまく吐けなくなり、ギブアップ。
ドマの噛み方をマスターしたいと思った。
その後、友達のお兄さんのゲロン(僧侶)に、プジャ会場(仏間)に入れてもらい、端で見学させてもらった。
お経も何回かに分けて、読むようで、一区切りした所で、ゲロン達とゾンカで話をした。
このゲロン達は、パロゾンから来たようで、過去に自分が日本語を教えたジグミの事も知っていた。
途中、『チャンケ』と呼ばれる米から作られたお酒と、卵を混ぜた食べ物をもらったり。
『アラ』と呼ばれるローカルワインを頂いたりし、楽しく話せた。
また、次のお経が始まり、引き続き見学させてもらう事に。
自分は、こんな間近でプジャを見たのは初めてで、ゲロンの大変さと格好良さを感じれた。
また次の休憩中。仲良くなったゲロン達に「写真を撮っていいか?」と聞くと、「もちろん!とっても嬉しいよ」と言ってくれたのでそれから写真を撮らせてもらった。
そして、隣に座らせてもらい記念撮影していると
「これ、吹いてみたら?」と楽器を吹かせてもらえる事に
これが、見ていると簡単そうなのだが、音を出す事さえも大変。
「じゃあ、これは?」と、次の楽器を
これは大腿骨からできている様。
音を鳴らす事ができなかった為、悔しくてちょっとお笑いに走ってしまった。
「じゃあ、これだ!」
と、また違う楽器に挑戦させてくれた。
これは、なんとか音を出す事ができ、一緒に吹いてみんなの一員になれた気がした。
「これもだめか?」と心配そうな顔で見つめる優しいゲロン達
最後に、温かく参加する事を許してくれたゲロン達を紹介する。
左からンガワン ドゥジェ、リンジン ドルジ、ペルバル ドルジ
真ん中からラマ ラワ、ツェンチョ
左からダワ、ツェンチョ ドルジ
この後、この場で一緒にご飯を食べ(ご飯・エゼ・茹で卵・スジャ)、また楽しく話をし、名残惜しかったが一足先においとまさせてもらった。
今回プジャを体験させてもらった時間は2時間。
本当に、五感でブータンのチベット仏教のプジャを体感する事ができた。
こんな機会を与えてくれた友達に、改めて感謝したい。
Pema, namesame kadhinche la. nigi semu namesame gae la. charo gae.
楽器すごく楽しそうだね!
返信削除どんな音かきになる tmd
>TMDさん
返信削除楽器は楽しいというよりも結構辛い感じでした!
音を出すのって難しいんですね。そんな楽器で何時間もプジャをするなんて…身も心も本当に鍛えられていると感じました。
音は、神聖な感じですね。引き込まれてしまうような。