2012年2月12日日曜日

プジャ

冬のこの時期、各家では年で一番大きな『プジャ』が行われる。
※プジャ…祈祷

今回は、友達の家のプジャに招待されたのでそれを紹介しようと思う。


呼んでくれた友達の家。
※屋根の上の旗も、このプジャの時に新しい物に替える

到着するなり、昼食をごちそうになる。
・ご飯
・スペアリブ
・のりのスープ

・ノシャパ(牛の肉、唐辛子、大根の炒め物)


昼食が終わると、もちろんドマを勧められた。

最近、自分はこれに挑戦している。

が、噛み始めて5分で唾が口の中に溢れてきて、赤い唾だけをうまく吐けなくなり、ギブアップ。

ドマの噛み方をマスターしたいと思った。


その後、友達のお兄さんのゲロン(僧侶)に、プジャ会場(仏間)に入れてもらい、端で見学させてもらった。

お経も何回かに分けて、読むようで、一区切りした所で、ゲロン達とゾンカで話をした。

このゲロン達は、パロゾンから来たようで、過去に自分が日本語を教えたジグミの事も知っていた。

途中、『チャンケ』と呼ばれる米から作られたお酒と、卵を混ぜた食べ物をもらったり。

『アラ』と呼ばれるローカルワインを頂いたりし、楽しく話せた。

※味は、泡盛に近い感じ

また、次のお経が始まり、引き続き見学させてもらう事に。

自分は、こんな間近でプジャを見たのは初めてで、ゲロンの大変さと格好良さを感じれた。

また次の休憩中。仲良くなったゲロン達に「写真を撮っていいか?」と聞くと、「もちろん!とっても嬉しいよ」と言ってくれたのでそれから写真を撮らせてもらった。

そして、隣に座らせてもらい記念撮影していると

「これ、吹いてみたら?」と楽器を吹かせてもらえる事に

これが、見ていると簡単そうなのだが、音を出す事さえも大変。

「じゃあ、これは?」と、次の楽器を

これは大腿骨からできている様。

音を鳴らす事ができなかった為、悔しくてちょっとお笑いに走ってしまった。

「じゃあ、これだ!」

と、また違う楽器に挑戦させてくれた。

これは、なんとか音を出す事ができ、一緒に吹いてみんなの一員になれた気がした。
「これもだめか?」と心配そうな顔で見つめる優しいゲロン達

最後に、温かく参加する事を許してくれたゲロン達を紹介する。

左からンガワン ドゥジェ、リンジン ドルジ、ペルバル ドルジ

真ん中からラマ ラワ、ツェンチョ

左からダワ、ツェンチョ ドルジ

この後、この場で一緒にご飯を食べ(ご飯・エゼ・茹で卵・スジャ)、また楽しく話をし、名残惜しかったが一足先においとまさせてもらった。

今回プジャを体験させてもらった時間は2時間。

本当に、五感でブータンのチベット仏教のプジャを体感する事ができた。

こんな機会を与えてくれた友達に、改めて感謝したい。

Pema, namesame kadhinche la. nigi semu namesame gae la. charo gae.

2 件のコメント:

  1. 楽器すごく楽しそうだね!
    どんな音かきになる tmd

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  2. >TMDさん
    楽器は楽しいというよりも結構辛い感じでした!
    音を出すのって難しいんですね。そんな楽器で何時間もプジャをするなんて…身も心も本当に鍛えられていると感じました。

    音は、神聖な感じですね。引き込まれてしまうような。

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