2011年4月26日火曜日

欠かせない服と靴


今回は、ブータンでの生活を一緒に過ごしている 『服と靴』 を紹介しようと思う。

この服と靴にはそれぞれ特別な思いがある。

・『shoes』…Danner Light

ブータンの険しい山々を歩くときにいつも助けられている。

近所に住む友人が履いていたのに衝撃を受けて、一目惚れしたのを今でもはっきりと覚えている。

そして、買うきっかけになったのはJICAだった。

「change&challenge」を決意した自分への、その年のクリスマスプレゼントとして購入した。


・『T-shirt』…Entry SG

着ていて凄く楽で丈夫、全ての季節に使える。

いつも色んな相談に乗ってもらっていた服屋さん 『refalt』 で出会った最高のTシャツ。

何枚か持っているが、一番最初に買ったのがこの「スミレ色」。


・『Jeans』…REAL McCCOY'S S614

友人がブータンに派遣されることが決まった自分に、餞別として贈ってくれたジーンズ。

同じような毎日でも、履く度にジーンズの醍醐味「色落ち」を感じる事ができ、楽しませてくれる。


この服と靴達が、ブータンでの生活を支えてくれている事は間違いない。

これから、何年も一緒に過ごしたいアイテム。

2011年4月25日月曜日

かぼちゃの種

何ともかわいいタイトルですが…内容は全然かわいくありません!

あっ、またまた症例紹介です。

症例
・7歳/M
『食事中、かぼちゃの種を気管に誤飲してしまったよう』

CT依頼伝票はこちら
※過去に気管支鏡検査による死亡事故があったため
摘出処置前にはCT検査を実施し確認している

①通常のCT画像 

② ①を拡大し、ウィンドウLv・幅を変化させた画像 
気管支分岐部~右気管支にかけて異物が確認できました。
※CT横断像は、仰向けの患者を足側から見る為、
画像の左側が患者の右側

③3D再構成処理画像 
気管支分岐部~右気管支にかけて異物が確認できます。
※これは、患者の口側からみた画像
画像の左側が患者の左側、上側が患者の前側

診断結果がこちら

後日、CT画像をもとに気管支鏡により摘出処置が実施されました。

摘出された 『かぼちゃの種』 がこちら

それにしても…2cm程もある種を取り除かずそのまま料理に入れてしまうなんて…。

つい先日も、『カシューナッツ』を誤飲した子供を検査しました。

子供による誤飲は多いですが…日本の親御さんもどうぞお気をつけ下さい。

2011年4月24日日曜日

Arrow Injury 2

前回も紹介しましたが…

ここブータンには、『Arrow Injury』 と呼ばれる損傷があります。
※前回記事はこちら

原因は、国技の『アーチェリー』なんです…。

そして、今回も…また不運なケースです。

症例
・29歳/M
『慣れていない人がアーチェリーを行い、観客に矢が飛んでいってしまった。そして、患者の右首に被矢』

でも、これ不幸中の幸いなんです。

実は、今回使われていた道具は、伝統的な方で 『竹製』 なんです。

だから、最新の道具に比べ威力は劣るんです。

そして、放たれた矢は一回地面に当たっていたようなのです。

だから、またまた威力が落ちたようなんです。

それにしても、その矢に当たってしまったなんて…やっぱり不幸だったんですよね…。

でも、患者さんは意識もあり車椅子で撮影しに来られ、撮影台にも自分で移動されていました。

CT検査依頼伝票はこちら 

伝票裏には、いつも技師が患者既往歴等をカルテを参考に書き足す

①通常のCT画像

②骨条件に再構成したCT画像 

③3D再構成したCT画像(標準:骨Lv) 

③3D再構成したCT画像(標準:皮膚Lv) 

診断結果です。参考にして下さい。

紹介はしていませが、前回は額に被矢されたケースもありました。

国技ですからね…もう少し一般国民に配慮した環境整備等をしたらどうでしょうかね?

2011年4月23日土曜日

ブータン 観光スポット

4/14~18で中学からの友達がブータンに遊びに来てくれました。

今回、友達に案内した観光スポットを紹介しますので、来ブされた際に参考にして下さい。

といっても…

普通は観光税として、1日当たり$270(ホテル・ガイド・車代込)を国に支払わなければいけない上、観光客のみで観光することはできません。また、常にガイドが付いていなければいけません。


観光スポット紹介(4泊5日用)
<1日目> (朝7時過ぎに空港のあるパロに到着。標高2300m)
空港から車で約40分程の所にある、日本人が口を揃えていう『ラピュタ』こと 
『ドュゲル ゾン』 

街まで帰る途中にある
『キチュ ラカン』
ブムタンの『ジャンパ ラカン』と並んで、ブータンで最初の寺院 

その日に、首都であるティンプーまで車で移動(1時間)し
『タシチョ ゾン』
 ※業務時間外の17時以降に入ることが許されている

 ※ゾン…城塞・県庁・僧院を兼ねた大建築。
2004年より、観光客の大講堂まで入ることが許されている。

<2日目>
ティンプーの市内観光
『手旗信号』
 ※ブータンには信号機がないため、警察が手で車を誘導している

国内でも有名なチョルテンの
『メモリアル チョルテン』
※3代国王が、生前に発願していたものを1974年に完成させたものだが、廊の意味はない

市内から車で20分程の山に、現在建設中
※去年の7月のブッダ ポイントはこちら
『ブッダ ポイント』
※ティンプー市内を一望できる

 市内から車で20分程の所にある
『ターキー ZOO』
※ターキーは、中国ではパンダに並んで三大珍獣に指定されている

市内に戻り、『土産屋』を見学。

週末の金~日曜日なら『市場』もオススメ。
※日曜に行くと、インド人レイバーが野菜を安く買おうと、この様に沢山いるので金・土曜日がオススメ!

<3日目>
ティンプーから車で1時間の所にある
『ドチュ ラ』
※運が良ければ、7000m以上のヒマラヤの山々を一望できる(標高3150m)

さらに、そこから約2時間の所にある
『プナカ ゾン』
※プナカは、1955年まで約300年間『冬の首都』であった(標高1350m)
国内で唯一、川に囲まれたゾン

 <4日目>
パロに移動し、ブータンで最も観光客が集まるであろう(パロ市内から車と徒歩で約4時間)
『タク ツァン』
※僧院までの階段の横に、2011年に手すりが取り付けられ行き易くなった(標高約2900m)

パロ市内から徒歩10分程の所にある
『パロ ゾン』
※またの名を『リンプン ゾン』と呼び、『宝石の山の城』を意味する
時間があれば、ゾン上にある国立博物館(右上の建物:タ ゾン)もオススメ

パロ市内でお土産の購入。

<5日目>
帰国日。
10時過ぎの飛行機でタイへ。
※市内から空港までは、車で15分程。

2011年4月22日金曜日

チャリティーイベント

4月3日に、日本に向けた『チャリティーイベント』が開催されました。

在留邦人の私たちも、イベントを盛り上げるため『物販・よさこいソーラン節・歌』で参加させてもらいました。

よさこいソーラン節に関しては、二十数名の参加となり、経験者の指導のもと何とか二週間で仕上げました。

当日使われた会場でも実際に何回かリハーサルも行いました。
なんか、マスク姿で怪しい人が混ざっていますが…これ、自分です。。。

この数日前より、なんと風邪を引いてしまい…リハ時には熱が38℃以上ありました。

その夜には、熱がドンドン上がりついに39.8℃までいってしまいました。

そこで『40℃を超えてしまうのではないか?』という恐怖に負け、近くに住むいつもお世話になっている健康管理員の方に頼み、薬を持ってきてもらいました。

それから、熱はグングンと下がり朝方計った時には何と34.6℃まで…って下がりすぎましたw

汗をちゃんと拭いて計ったんですがねw

そして、当日はギリギリまでベッドで安静にしていました。

イベントの内容

会場の入場時間まで、外で販売・習字・メッセージ集め・Face paint等でイベントを盛り上げました。

同期とパシャリ
この時には、体調はかなり改善していました!ただ、健康管理員の方にはかなり怒られました…w

本当にスイマセンでした!!!


そして、18時過ぎに開演。princessの一人も来場して下さいました。

『よさこいソーラン節』を踊っているときは、本当に無我夢中でした。

この後、なかなかやまぬ拍手喝采を頂きました。これには本当に感動しました。今でも忘れる事ができません。

今回のイベントのもう一つの目玉。『Miss Bhutan』達による、『民族衣装のキラ』のファッションショー。
この中の、二人が自分の知り合いだったということをリハの時に知りましたw

ファッションショー後にMiss Bhutan達とグループ写真を

最後には、参加した日本人全員による『上を向いて歩こう』の合唱。
スイマセン…風邪で声が全然出なくて、完全に口パクでした。

声が出ていたら、マイクで熱唱していたでしょうw 本当に残念。。。

そして、この2時間半のイベントが30分番組となり、翌夜に放送されました。

JICAでもブータンでの日本へ向けたプジャや今回のイベントが紹介されました。


海外で活動していますが、いつも日本のことを思っています!