※ブータンでの学校事情。
・昇級試験があり、幼稚園から落第がある。
・試験後は、結果を待つのと新年度の準備をする為、12中旬から2月中旬まで(私立は3月まで)長期休暇になる。
・この時期の首都の町は、夜遅くまで若者達で溢れている。
ある日の事…
外が騒々しく感じ、窓から様子を見てみると
確実に未成年でアルコールも入っているであろう、数人の若者達が口論を。
言葉では無理だと思ったのか、一人の若者が建物の裏に行きビールの空き瓶を持ってきて「バリーン」とそれを地面に先を叩き付け、凶器に。
仲間の若者達が、慌ててそれを取り上げる。
しかし、その後も言い合いは終わらず、建物からの野次馬は増えるばかり。
そんな頃、また別の若者が今度はナイフを振り回し始める。
また何人かで奪おうとするが、その若者も諦めない。
ついには、その妹が出てきてお兄ちゃんに「アチュー!アチュー!」と泣きつき、必死に止めようとする
しかし、相手の若者はお構いなしに威嚇を続ける。
終わりが見えないなと思った頃…
そこに、5〜6人の警官が登場。
すると、ナイフを振り回していた子がいきなり素直になり、それを警官に丁寧に差し出し、「相手が悪い」と説明し始める。
正直、それを見た瞬間、子供のケンカにしか見えなかった。
でもやっている事は、決して子供のケンカなんてものでもない。
ブータン。確かに『幸せな国』と言われている。
でも、見る所を見れば、理解に苦しむ事件が多くあるのも事実。
病院で活動していれば、そんな情報や、被害にあった患者を相手にする機会も多い。
日本ではブータンの良い所しか報道されていないかもしれないが、
「それは先進国側の勝手なエゴでしかない」
、という事を声を大にして言いたい。
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