2011年6月3日金曜日

JOCV vs U-18

今日は、サッカーのブータンナショナルチーム U-18と試合をした。

現在ブータンには、日本サッカー協会から監督が派遣されている。

新監督が来ブされてから、今までに何度か試合をした。

しかし、約10カ月前に比べると「個の力」「チームワーク」が比べ物にならない程レベルアップしていた。

そして、「監督の話を聞く姿勢」も。

本当に驚いた。

JOCVチームは、サッカー経験者とほぼ素人を混ぜた即席チーム。

ゴールキーパーは、U-18のサブの子を借りて試合をした。

自分は…声は出していたものの体が思うように動かず、ミスも連発!

でも、みんな必死にU-18の相手をした。

その結果前半は「1-2」と善戦。

後半に入ると、JOCVチームは疲れが見え始め、U-18はメンバーも入れ替え、更に体が温まったという感じ。

その点差は開くばかり…

でも、両チームは必死に守り、攻め続けた!

JOCVチームは、何度もサブキーパーの子に助けられた。

はじめは声を出せていなかったキーパーの子だったが

何度もキーパーを励まし、声を掛け続けた。

すると、最後の方のゴールキック時には、「オー!」と声を出してくれるようになっていた。

本当に嬉しかった!

今回のMVPは、確実にサブキーパーの子だと思った。

数え切れないU-18のシュートを止め続け、ゴールキックを蹴っていた。

一番いい練習になったのではないだろうか。

U-18チームはというと、大量点を取っていながらも、終了間際にみんなで必死に取った1点に、みんなで喜んでいた!

それらを見た瞬間、今日の練習試合をやれて本当によかったと思った。

このチームは、また強くなるのではないか。

そう感じずにはいられなかった。

ブータンナショナルチーム、まだまだ日本の高校サッカーという感じ。
でも、これからも成長し続ける事は間違いない。

本当に楽しみだ。


追記(2011.09.19)
先日、この時のサブキーパー(写真で緑のユニフォームの子)が代表のチームから退団したと耳にした…。
あんなに頑張っていたのに…どうやら両親の反対が原因のよう。
今後、ブータン政府の理解、援助が進み、国内でのナショナルチームの認識度がもっと高くなることを願っている。

2 件のコメント:

  1. 今回、トレーニングゲームを組んでいただき、本当にありがとうございました。ゲーム終了後、JICAの方々が、どれほどブータンのために仕事で頑張っていられるのか。また、ゲームを組んでいただいたことへの感謝の気持ち、得点されても、声を出し合って最後まで頑張りぬく、熱意の強さ、粘り強さを自分達のチームが学ばなくてはならないことを伝えました。
    本当にありがとうございました
    申し訳ないですが、この時の写真があれば、メールで送ってください。これからもよろしくお願いします
    ブータン代表 監督松山 博明

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  2. ブータン 小池2011年6月19日 19:56

    >松山監督
    お疲れ様です。コメントへの返信が遅くなってしまいました。すいませんでした。
    ブータン代表選手と練習試合をさせて頂ける事、いつも感謝しています。ありがとうございます。
    試合で自分達にできる事…団体スポーツをする上で日本で習ってきた事「最後まで諦めない」「声をかけ合う」等を見せる事が一番大事だといつも思っています。
    今回のゲームでは、U-18のディフェンス陣には少々物足りなかったとは思いますが…そういう中でも気を抜かないで自分達のやるべき事を把握し、プレーしてもらえればと思います。
    写真の件ですが、北原さんに伝えておきましたのでメールアドレスを携帯にメールしてみてください。
    お願いします。

    小池

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