今日は、サッカーのブータンナショナルチーム U-18と試合をした。
現在ブータンには、日本サッカー協会から監督が派遣されている。
新監督が来ブされてから、今までに何度か試合をした。
しかし、約10カ月前に比べると「個の力」「チームワーク」が比べ物にならない程レベルアップしていた。
そして、「監督の話を聞く姿勢」も。
本当に驚いた。
JOCVチームは、サッカー経験者とほぼ素人を混ぜた即席チーム。
ゴールキーパーは、U-18のサブの子を借りて試合をした。
自分は…声は出していたものの体が思うように動かず、ミスも連発!
でも、みんな必死にU-18の相手をした。
その結果前半は「1-2」と善戦。
後半に入ると、JOCVチームは疲れが見え始め、U-18はメンバーも入れ替え、更に体が温まったという感じ。
その点差は開くばかり…
でも、両チームは必死に守り、攻め続けた!
JOCVチームは、何度もサブキーパーの子に助けられた。
はじめは声を出せていなかったキーパーの子だったが
何度もキーパーを励まし、声を掛け続けた。
すると、最後の方のゴールキック時には、「オー!」と声を出してくれるようになっていた。
本当に嬉しかった!
今回のMVPは、確実にサブキーパーの子だと思った。
数え切れないU-18のシュートを止め続け、ゴールキックを蹴っていた。
一番いい練習になったのではないだろうか。
U-18チームはというと、大量点を取っていながらも、終了間際にみんなで必死に取った1点に、みんなで喜んでいた!
それらを見た瞬間、今日の練習試合をやれて本当によかったと思った。
このチームは、また強くなるのではないか。
そう感じずにはいられなかった。
ブータンナショナルチーム、まだまだ日本の高校サッカーという感じ。
でも、これからも成長し続ける事は間違いない。
本当に楽しみだ。
追記(2011.09.19)
先日、この時のサブキーパー(写真で緑のユニフォームの子)が代表のチームから退団したと耳にした…。
あんなに頑張っていたのに…どうやら両親の反対が原因のよう。
今後、ブータン政府の理解、援助が進み、国内でのナショナルチームの認識度がもっと高くなることを願っている。
今回、トレーニングゲームを組んでいただき、本当にありがとうございました。ゲーム終了後、JICAの方々が、どれほどブータンのために仕事で頑張っていられるのか。また、ゲームを組んでいただいたことへの感謝の気持ち、得点されても、声を出し合って最後まで頑張りぬく、熱意の強さ、粘り強さを自分達のチームが学ばなくてはならないことを伝えました。
返信削除本当にありがとうございました
申し訳ないですが、この時の写真があれば、メールで送ってください。これからもよろしくお願いします
ブータン代表 監督松山 博明
>松山監督
返信削除お疲れ様です。コメントへの返信が遅くなってしまいました。すいませんでした。
ブータン代表選手と練習試合をさせて頂ける事、いつも感謝しています。ありがとうございます。
試合で自分達にできる事…団体スポーツをする上で日本で習ってきた事「最後まで諦めない」「声をかけ合う」等を見せる事が一番大事だといつも思っています。
今回のゲームでは、U-18のディフェンス陣には少々物足りなかったとは思いますが…そういう中でも気を抜かないで自分達のやるべき事を把握し、プレーしてもらえればと思います。
写真の件ですが、北原さんに伝えておきましたのでメールアドレスを携帯にメールしてみてください。
お願いします。
小池