先月の22日、日本で療養中であった祖母が他界した。
その知らせを知ったのは、24日の昼、職場で。
日本との時差は‐3時間。
とにかく早く家に帰り、Skypeで事実か否かを確認したかった。
もちろん帰国する事も考えた。
Skypeが繋がった時…目の前に映った家族の服装は、喪服だった。
「えっ?」
自分の想像した状況とはかけ離れ過ぎていて
「…嘘でしょ?」
と、不謹慎ながらも少し笑ってしまった。
母が言った
「今からね、お通夜なの。お婆ちゃんの顔見る?凄く綺麗だよ。」
見せてもらった瞬間、涙があふれ出してきた…
「これは、本当なんだ…お婆ちゃん、亡くなったんだ」
でも、本当に綺麗な表情をしていた。前にSkypeで寝顔を見せてもらった時と同じような。
その夜、父と母が言った
「本当は、来年の帰ってくる時まで内緒にしておこうとも考えたの。でも、お姉ちゃんと、お兄ちゃんに『やっぱり、知らせた方がいい』って言われて、ちょっと遅れたけどメールしたのよ。だから、そっちで供養してあげてね。」
更に、涙が込み上げてきた。
心配をかけまいという、両親の優しさ。
自分の事をよく知る、兄弟の優しさ。
お婆ちゃんは、お爺ちゃんが亡くなってから、本当に寂しかったのかもしれない。
でも、両親が一生懸命介護を続けてきた…
いつも、父と母の強さ、優しさを感じずにはいられなかった。
お婆ちゃんは、幸せだったと思う。
こんな、優しい家族に最後を看取られて。
ごめんなさい。こんな時に異国にいて。
ありがとう。お婆ちゃんを一生懸命に介護してくれて。
何とも、複雑な気持ちが数日間続いた。
今週の土曜日、お婆ちゃんの供養の為に、タクツァンに登る。
この気持ちが、天国にいるお婆ちゃんに届くように…
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