2011年7月4日月曜日

祖母との別れ…

先月の22日、日本で療養中であった祖母が他界した。

その知らせを知ったのは、24日の昼、職場で。

日本との時差は‐3時間。

とにかく早く家に帰り、Skypeで事実か否かを確認したかった。

もちろん帰国する事も考えた。


Skypeが繋がった時…目の前に映った家族の服装は、喪服だった。

「えっ?」
自分の想像した状況とはかけ離れ過ぎていて

「…嘘でしょ?」
と、不謹慎ながらも少し笑ってしまった。

母が言った
「今からね、お通夜なの。お婆ちゃんの顔見る?凄く綺麗だよ。」

見せてもらった瞬間、涙があふれ出してきた…

「これは、本当なんだ…お婆ちゃん、亡くなったんだ」

でも、本当に綺麗な表情をしていた。前にSkypeで寝顔を見せてもらった時と同じような。

その夜、父と母が言った
「本当は、来年の帰ってくる時まで内緒にしておこうとも考えたの。でも、お姉ちゃんと、お兄ちゃんに『やっぱり、知らせた方がいい』って言われて、ちょっと遅れたけどメールしたのよ。だから、そっちで供養してあげてね。」

更に、涙が込み上げてきた。

心配をかけまいという、両親の優しさ。

自分の事をよく知る、兄弟の優しさ。


お婆ちゃんは、お爺ちゃんが亡くなってから、本当に寂しかったのかもしれない。

でも、両親が一生懸命介護を続けてきた…

いつも、父と母の強さ、優しさを感じずにはいられなかった。

お婆ちゃんは、幸せだったと思う。


こんな、優しい家族に最後を看取られて。


ごめんなさい。こんな時に異国にいて。

ありがとう。お婆ちゃんを一生懸命に介護してくれて。

何とも、複雑な気持ちが数日間続いた。


今週の土曜日、お婆ちゃんの供養の為に、タクツァンに登る。


この気持ちが、天国にいるお婆ちゃんに届くように…

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