2011年12月30日金曜日

Phuntsholing ワークショップ

ゲレフ ミーティングから帰ってきた次の日に、今度は一部の医療隊員で企画したプンツォリンでのワークショップに参加してきました。

正直、本当に疲れました。無茶な日付設定はするもんではないですね。

その疲れが取れず、この1週間本当にしんどかったです。

このワークショップは、現地医療スタッフに対する『感染管理ワークショップ』でした。

とういっても、現地人も既に知識はあるので、それを実践にも活かしてもらうよう促す目的で行ったものだったと思います。

その内容を少し紹介して行きます。

<1日目>
プンツォリン病院に昼に到着。他の隊員は既に2日前から現地入りし準備等を行っていました。

スケジュール

まずは、感染管理について復習。合わせてテストの答え合わせも行いました。

途中、ブータンの保健省の大臣が来場され激励の言葉をかけて頂きました。

続いて、今回のメインでもある『手洗いキッド』を使い、手洗い後の落ちにくい部分の確認を行いました。
※赤い人は、インド人ナース

手の洗い方や知識はあるものの、実際にそれを機械等で確認した事がなかったブータン人にとっては、衝撃的だったようです。

その後、2つに分け『グループワーク』を行い、お互いで意見交換をしてもらいました。
これを何度か繰り返し、最後に自分達でこれからに活かせる事、自分の職場で変えられるところを紙に書いてもらい、お互いに紹介してもらいました。

最後に集合写真。

ワークショップ終了後、

日本では、患者のメンタルケアも看護師業務の一つ。「時には、患者さんと共に折り紙を折ったり、プレゼントしたりもする」という事を紹介し、花と鶴の折り紙をプレゼントしました。

帰る前に、興味のある人には冬ですが、浴衣の試着をして楽しんでもらいました。

<2日目>
この日は、看護師だけではなく、コメディカルスタッフに対してワークショップを行いました。

グループワークの際、自分はテクニシャンを担当したのですが、ブータンでも看護師の方が圧倒的に感染管理に対する知識・意識があるので、考えるのが少し難しそうでした。

ですが、先進国では当たり前ですが『感染管理』は病院スタッフみんなで取り組んでいます。

今は、知識不足が先行し、めんどくさい感があったとしても、これからは少しずつ興味を持たせ、その重要性を理解してもらい、一緒に取り組んでもらわなければなりません。

これは、現地看護師の腕にかかっています。

技師チーム

ミーティング終了後、浴衣の試着も好評でした。 普段から民族衣装を着ている男性も興味を持ち試着していました。

ワークショップ後、少しプンツォリンをブラブラしてみてみました。

今、プンツォリンには高僧が来ており、ブレッシンフグが受けられます。沢山の人がブータン全国から来ています。
※左がブレッシング会場。右が信者が寝泊まりしているテント

ブータンで今一番のパワースポットであろう場所で、少しヨガをしてみました。

ゾンカで買物をしたり、

ネパリーで買い物したり、

プンツォリンを少しだけ楽しめました。

夜は、女子会+自分で楽しく飲みました。

いや、何はともわれ無事終わって良かったと思います。

今回、自分は準備等を十分手伝う事ができませんでした。

このワークショップの企画・開催に最初から最後まで携わった看護師隊員に、感謝の気持ちでいっぱいです。

本当にお疲れ様でした。

4 件のコメント:

  1. 現地の民族衣装を着てのミーティングって、とても新鮮な感じがするな~。

    残り6ヵ月の活動頑張ってください。

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  2. >Masahiroさん
    残りの活動も、現地のスタッフと共に二人三脚でやっていきたいと思います。
    そちらも、9カ月のオーストラリア生活、満喫してくださいね♪

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  3. エクスメソ2012年1月8日 3:29

    手洗いチェックするブラックライト、
    感染委員会で初めてやったときちょっと楽しかったのを思い出した(笑)
    無茶な日程でも得るものが大きそうだね

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  4. >エクスメソさん
    こういう、知識はあるけど行動が追いついていっていない人達には、実際に体験してそこから何かを感じ取り、次に繋げてもらうことが一番だと思います。

    日本人がわざわざブータンに来て、これをもう一度伝えていったっていうのもインパクトがあったと思いますけど。

    一番は、大事な事だけど、強制的にではなくみんなで楽しく学ぶことができたことが嬉しかったですね。

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