ついに、2011年も終わりを迎えようとしています。
今年一年、本当に色々な事がありました。
・日本・ブータン国交25周年
・インド旅行
・東日本大震災
・祖母の他界
・ネパール旅行
・トレッキング
・活動の失敗と成功
等々…
と、挙げればきりがありません。
来年2012年には、ついに2年間の任期を終え、日本に帰国します。
何だか、初めの半年もあっという間に過ぎていきそうな予感がします。
2011年も沢山の方に、このブログを閲覧して頂きました。本当に感謝しています。
2012年も『ブータンから日本のあなたへ』を、引き続きよろしくお願いいたします。
皆様、良いお年を!
2011年12月31日土曜日
2011年12月30日金曜日
Phuntsholing ワークショップ
ゲレフ ミーティングから帰ってきた次の日に、今度は一部の医療隊員で企画したプンツォリンでのワークショップに参加してきました。
正直、本当に疲れました。無茶な日付設定はするもんではないですね。
その疲れが取れず、この1週間本当にしんどかったです。
このワークショップは、現地医療スタッフに対する『感染管理ワークショップ』でした。
とういっても、現地人も既に知識はあるので、それを実践にも活かしてもらうよう促す目的で行ったものだったと思います。
その内容を少し紹介して行きます。
途中、ブータンの保健省の大臣が来場され激励の言葉をかけて頂きました。
手の洗い方や知識はあるものの、実際にそれを機械等で確認した事がなかったブータン人にとっては、衝撃的だったようです。
その後、2つに分け『グループワーク』を行い、お互いで意見交換をしてもらいました。
ワークショップ終了後、
日本では、患者のメンタルケアも看護師業務の一つ。「時には、患者さんと共に折り紙を折ったり、プレゼントしたりもする」という事を紹介し、花と鶴の折り紙をプレゼントしました。
帰る前に、興味のある人には冬ですが、浴衣の試着をして楽しんでもらいました。
<2日目>
この日は、看護師だけではなく、コメディカルスタッフに対してワークショップを行いました。
グループワークの際、自分はテクニシャンを担当したのですが、ブータンでも看護師の方が圧倒的に感染管理に対する知識・意識があるので、考えるのが少し難しそうでした。
ですが、先進国では当たり前ですが『感染管理』は病院スタッフみんなで取り組んでいます。
今は、知識不足が先行し、めんどくさい感があったとしても、これからは少しずつ興味を持たせ、その重要性を理解してもらい、一緒に取り組んでもらわなければなりません。
これは、現地看護師の腕にかかっています。
ミーティング終了後、浴衣の試着も好評でした。 普段から民族衣装を着ている男性も興味を持ち試着していました。
ワークショップ後、少しプンツォリンをブラブラしてみてみました。
今、プンツォリンには高僧が来ており、ブレッシンフグが受けられます。沢山の人がブータン全国から来ています。
ブータンで今一番のパワースポットであろう場所で、少しヨガをしてみました。
ゾンカで買物をしたり、
ネパリーで買い物したり、
プンツォリンを少しだけ楽しめました。
夜は、女子会+自分で楽しく飲みました。
いや、何はともわれ無事終わって良かったと思います。
今回、自分は準備等を十分手伝う事ができませんでした。
このワークショップの企画・開催に最初から最後まで携わった看護師隊員に、感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にお疲れ様でした。
正直、本当に疲れました。無茶な日付設定はするもんではないですね。
その疲れが取れず、この1週間本当にしんどかったです。
このワークショップは、現地医療スタッフに対する『感染管理ワークショップ』でした。
とういっても、現地人も既に知識はあるので、それを実践にも活かしてもらうよう促す目的で行ったものだったと思います。
その内容を少し紹介して行きます。
<1日目>
プンツォリン病院に昼に到着。他の隊員は既に2日前から現地入りし準備等を行っていました。
プンツォリン病院に昼に到着。他の隊員は既に2日前から現地入りし準備等を行っていました。
スケジュール
まずは、感染管理について復習。合わせてテストの答え合わせも行いました。
途中、ブータンの保健省の大臣が来場され激励の言葉をかけて頂きました。
続いて、今回のメインでもある『手洗いキッド』を使い、手洗い後の落ちにくい部分の確認を行いました。
※赤い人は、インド人ナース
手の洗い方や知識はあるものの、実際にそれを機械等で確認した事がなかったブータン人にとっては、衝撃的だったようです。
その後、2つに分け『グループワーク』を行い、お互いで意見交換をしてもらいました。
これを何度か繰り返し、最後に自分達でこれからに活かせる事、自分の職場で変えられるところを紙に書いてもらい、お互いに紹介してもらいました。
最後に集合写真。
最後に集合写真。
ワークショップ終了後、
日本では、患者のメンタルケアも看護師業務の一つ。「時には、患者さんと共に折り紙を折ったり、プレゼントしたりもする」という事を紹介し、花と鶴の折り紙をプレゼントしました。
帰る前に、興味のある人には冬ですが、浴衣の試着をして楽しんでもらいました。
<2日目>
この日は、看護師だけではなく、コメディカルスタッフに対してワークショップを行いました。
グループワークの際、自分はテクニシャンを担当したのですが、ブータンでも看護師の方が圧倒的に感染管理に対する知識・意識があるので、考えるのが少し難しそうでした。
ですが、先進国では当たり前ですが『感染管理』は病院スタッフみんなで取り組んでいます。
今は、知識不足が先行し、めんどくさい感があったとしても、これからは少しずつ興味を持たせ、その重要性を理解してもらい、一緒に取り組んでもらわなければなりません。
これは、現地看護師の腕にかかっています。
技師チーム
ミーティング終了後、浴衣の試着も好評でした。 普段から民族衣装を着ている男性も興味を持ち試着していました。
ワークショップ後、少しプンツォリンをブラブラしてみてみました。
今、プンツォリンには高僧が来ており、ブレッシンフグが受けられます。沢山の人がブータン全国から来ています。
※左がブレッシング会場。右が信者が寝泊まりしているテント
ブータンで今一番のパワースポットであろう場所で、少しヨガをしてみました。
ゾンカで買物をしたり、
ネパリーで買い物したり、
プンツォリンを少しだけ楽しめました。
夜は、女子会+自分で楽しく飲みました。
いや、何はともわれ無事終わって良かったと思います。
今回、自分は準備等を十分手伝う事ができませんでした。
このワークショップの企画・開催に最初から最後まで携わった看護師隊員に、感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にお疲れ様でした。
Gelephu ワークショップ
12/20~22に『Gelephu』と呼ばれる、ブータン南部の町に『全国放射線科ミーティング』に参加してきました。(標高300m)
※みんなで参加すると、業務がストップしてしまうので、全国の半分のレントゲン・CT・MRI・超音波技師・Dr・看護師が参加(40人弱)。残りは次の週に『Phuntsholing』でのミーティングに参加。
この町は、隊員は普通行く事が許されていません。ただし、オフィシャルの場合にのみ行く事ができます。
その理由は、アッサムに近いインド国境がある為だと思います。国境沿いは、比較的事件も多く危険度は高い場所に設定されているのです。
なので、滞在は許されていません。
その為、ミーティングが終わったらすぐに2時間程離れた『Damphu』の町で宿泊する事が条件でした。
今回は、3日間開催されたミーティングの内容を少しご紹介します。
<ティンプーからの移動日>
<会議1日目>
スケジュール 9時~15時
・Pre Test (前テスト)
・Radiation hazard (Drによる)
・復習 (新しく得た知識を紹介し合う)
・ブータンの放射線業務従事者、各病院の放射線科の問題点の話合い
ゲレフ病院に会議室がないということで、会場は町のホテルでした。
ティンプー病院のDrが中心になり、活発な意見交換が行われました。
この日の会議終了後、ゲレフーの市場で仕入れた新鮮なエビをホテルに戻り、頂きました。
お湯で茹でたあと、塩のみで頂きました。これは、最高においしかったです!
<会議2日目>
スケジュール
・昨日何を学んだか
・放射線ってなに? (ブータンの診療放射線技師による)
・質疑応答
・日本とブータンの技師の違い等 (自分)
・ゲレフ病院で実技
(一部の撮影方法(条件、整位等)、装置のチェック等)
今年の夏に、インドでの4年間の診療放射線技師コースを終了し、ブータンに帰ってきたペマによる、他のレントゲン技師達への講義が行われました。
このペマは、インドの大学でのコースを首席で卒業したということもあり、知識が十分にあり、聞いているこっちも何度もうなずいていました。
正直、今回の講義は、自分が現地技師に行わなければならなかった事だと思います。
しかし、ブータンで働いているうちに、法律もない国に、日本のやり方を押しつけていいのか?
と、諦めていました。
そんなところに、二人の若き技師がインドでの勉強・臨床実務(4年間とも病院で働かされていた)を終え、ブータンに帰って来たのです。
自分の考えている事が、ペマも感じていたようで、今回の講義に繋がりました。
やはり、英語で習ってきているのは凄いですね。ブータン技師を唖然とさせる講義。まさに圧巻でした。
その後、自分も自己紹介を兼ね『日本とブータンの技師の違い・放射線測定の重要性』を少し紹介させてもらいました。
ゲレフの町並み
この日の午後は、 これまで習った事や、みんなで話し合い統一させておいた方がいい事を、実際にボランティア患者を撮影しながら確認し合いました。
患者整位+コリメーションの重要性
膝の側面撮影時の撮影テク
※日本に6ヵ月研修に行った事もあるツェリン ドルジさん
この位の内・外顆のズレは日本でも許容範囲ですよね?
簡単にできる、管球のズレ確認
ミーティングの終わった後、毎夜このように賭けトランプゲーム「マリッジ」?をしていました。
<会議3日目>
スケジュール
・2日間で何を学んだか?
・CT・MRI・超音波検査の紹介
・質疑応答
・超音波検査でのFAST紹介 (Drによる)
・Post Test (後テスト)
Drが中心に、一人ひとりに二日間で何を学んだか、尋ね、それを他のスタッフと確認し合ったりしました。
またまた、ペマによる講義でCT・MRI・超音波検査の紹介
この日は、ミーティング最終日ということで早く終わったので、ゲレフの町をブラブラしました。
インドとの国境近くまで行ってみたりもしました。
※中心のゲートの向こう側がインド。そして、周りの木は全てドマの木w
この日、自分もゲームに参加してみました。
って、隣の黒い女性(Drのお姉さん)にコントロールしてもらい体験しただけですw
これ結構、頭を使う難しいゲームです! ネットで検索してみたのですが見つけられませんでした!
ご存知の方、教えて下さい!w
<ティンプーへの出発日>
朝早くから、一人お茶を作っているテンジンさんがいました。
ブータンのお茶は、葉を茹でるところから始まり、このように作ります。
その直後、Drの車に故障部位が見つかってしまいました。
なんと、オイル漏れ。。。
出発してからでなくて本当によかったです。
でも、その車が『トヨタのハイラックス』だったので…少し肩身が狭く感じましたw
トヨタ!頼むよ!ブータンは、みんなヒュンダイのっているんだよ?少ない需要を大切に!
一台分の人達をおいて、他の車で帰ってきました。
途中の、『Tsirang』で、有名なみかんを購入しました!これが甘い。
この、ミーティングでブータンの技師のやる気が感じられました。
・ペマから新しい事を学ぼうとする
・シニアのやり方に耳を傾ける
・知識・技術を共有しようとする
・他の県の問題点について一緒に考える
放射線に対する法律もない途上国で、少ない技師が一年に一度このようにして集まり、ミーティングを行う。正直、レベル高いと思いました。
「単に習っていないだけなんだな」という事を肌で感じる事の出来たミーティングでした。
2011年12月11日日曜日
Homestay 2
昨夜は、『皆既月食』の日でしたね。
いつも野菜市場で、お世話になっているアマ(母)の住んでいるとこで、小さなお祭りがあるということで、ちょっと行ってきました。
夜になり、ご飯を食べようとすると…
「ドン!ドン!ドン…」
と、どこからか物を叩く音が!
これに反応した、アマの子『ツェリン』が窓を開け吠え始めました!
「ウォーーーー!!!!」
どうやら、皆既月食が始まったという近所の子からのサインだったようです。
そして、子供たちとみんなで外に出て、月を見ながら一緒に何かを叩いたり、叫びました!
なぜか、アメリカの人気ドラマ!
これには、「ブータンでも見れちゃうんだ」…とちょっと凹みましたね。
ドラマを見ながらアマは、『ドマ』の実を剥き始めました。
※ドマ(ビンロウジュ)…ブータン人はドマの実をライム、石灰と一緒に噛み体を温める。
唾液は赤くなり、みんなそれを道に吐くので、そこら中が赤くなっている。
ブータンのアマもみんな食べているので、口の周りが真っ赤w
さて次の日、朝食『パクシャパ』二杯を済ませ、
※パクシャパ…パク:豚、シャ:肉
近所の他のアマ(姉妹だったり、ご近所さんだったり)の家に行ってみる事に、
そしたら、そこでもまた『パクシャパ』…
次の家に行っても、また『パクシャパ』……
いや、いつもお世話になっているアマだったしね…ここまでは、美味しく頂きましたよ。
でもね、違うアマ、アシン(姉)の家に行ったら、そこでも、まーた『パクシャパ』をすすめられましたよ!w
ここで、さすがに断りました!
だって、パクシャパって…豚の脂身のところなんですよ…。美味しんだけど、四杯でも吐きそうになりました(涙)
そして、こちらがブータンのローカル ワインの一つ『バン チャン』
※濁り酒のようなもの
気を取り直して、外で『アーチェリー』の体験をさせてもらいました!
これが、なかなか難しい!一度だけ的に当たりました!でも、弱くて刺さらなくて残念w
この日、男性陣は外で本格『アーチェリー』をしていました。
これもブータンでは、祭りを盛り上げるものの一つなんです。
これを、奥様方が昼食を用意し、周りで観戦している。
なんともブータンらしい、良い光景でした。
今回の一日ホームステイでは、いつも野菜市場のお世話になっているアマ達に、プライベートで会う事ができて本当にいい機会になりました!
そして、いつものお礼代わりに、家に訪ねてはみんなの家族写真を撮影してあげる事ができて本当に嬉しかったです。
今回、泊まらせてもらった『アマ ヨンゾン』の家でお別れ前の記念写真。
※子供たちは、ピクニックに行ってていなかった…残念。
そして、帰る時に見送りに来てくれた『アマ ペン』と『アマ キレ』。
「また、来週市場で!」
と言って名残惜しくも、別れました。
ブータンでの生活を一年半終えたところでの、今回のこういうホームステイ。
いいものですね。
でも、この冬の時期なのに『ノミ』には、しっかり噛まれてきましたw
まぁ、これも含めていい思い出になりましたよ!!!
おしまい。
↓来ブしたばかりの頃に行ったホームステイはこちらから↓
2011年11月26日土曜日
ブータンにエスカレーター登場!
2か月ほど前に、自宅から徒歩45分の『オラカ』にショッピングモール『SHEAREE SQUARE』が開店しました。
意味もなく何回も乗ってみましたw
学校帰りの子供達も「ウィーン」
ただ危険な点がいくつか…
・乗り降り口付近に段差がある
・自動センサーが鈍い
・女性の民族衣装「キラ」の裾が巻き込まれそう
・ブータン人のクロックス率が高い
病院のエレベーターでは、過去に死亡事故が発生しています。
このモールでもメンテナンスをしっかり実施してもらい事故が起きないよう維持してもらいたいものです。
最上階のゲームセンターでは、周りの子供達にまぎれて、ついつい遊んでしまいましたw
ゲームを始める前に、カウンターでコインを購入します。
※Nu10/枚…約15円
必要コイン枚数は1~2枚。機種によって異なります。
「パッカ、パッカ…」
ブータンで2度目の騎乗体験w 操作方法を理解する前に終了しました!!
※1度目はこちら
ゲーム機のほとんどは、日本・中国語製でブータン人に分かるのかなって感じですけど、まぁ楽しめればいいってことでしょう。
このショッピングモール…暇つぶしには最適でしたね!
でも、もう行かないと思いますw
※6階建て鏡張り
ここには、なんと!ブータン初の『エスカレーター』が設置されているのです!
この国には、既にエレベーターが設置されている建物が、病院を含めいくつかあります。
日本では、当たり前となっているエスカレーター。でも、ブータン人からしたら初めて見るもの。
そこで、今回はそのショッピングモールに行き、ブータンのエスカレーターの乗り心地を体験してきたので紹介します。
「ウィーン…」
特に悪くないですが…短かった!意味もなく何回も乗ってみましたw
学校帰りの子供達も「ウィーン」
ただ危険な点がいくつか…
・乗り降り口付近に段差がある
・自動センサーが鈍い
・女性の民族衣装「キラ」の裾が巻き込まれそう
・ブータン人のクロックス率が高い
病院のエレベーターでは、過去に死亡事故が発生しています。
このモールでもメンテナンスをしっかり実施してもらい事故が起きないよう維持してもらいたいものです。
<大雑把に各階を紹介>
最上階のゲームセンターでは、周りの子供達にまぎれて、ついつい遊んでしまいましたw
ゲームを始める前に、カウンターでコインを購入します。
※Nu10/枚…約15円
必要コイン枚数は1~2枚。機種によって異なります。
「パッカ、パッカ…」
ブータンで2度目の騎乗体験w 操作方法を理解する前に終了しました!!
※1度目はこちら
ゲーム機のほとんどは、日本・中国語製でブータン人に分かるのかなって感じですけど、まぁ楽しめればいいってことでしょう。
このショッピングモール…暇つぶしには最適でしたね!
でも、もう行かないと思いますw
登録:
投稿 (Atom)