ラベル 病院 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 病院 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2012年4月16日月曜日

東ブータン出張、無事終了

約2週間のブータン東部出張から何とか帰還しました!

今回、ブータン20県のうち8県にある10病院へ行き、レントゲン室の漏洩線量測定を実施してきました。

その結果はと言いますと…まぁ、予想以上のものでして…

後日、改めて報告させて頂きます。

まずは、きちんと整理をし「これからの方向性を決めていかなければならないな」というところです。

とりあえず「無事帰還した!」という報告でした。


あっ、ダニ被害の方ですけど…50カ所くらいで済みました。って、多いのか少ないのか分かりませんよね〜w

本人はあまり気にしていませんので、大丈夫です!

2012年4月2日月曜日

東ブータン出張

4/2〜14まで、東ブータン出張に同僚と行ってきます。

移動手段はバス。東の果てまでは、二日半かかります。

内容は、先日JICAで購入して頂いた『放射線量測定器』を使用し、レントゲン施設のある10病院の漏洩線量測定を行うというもの。

個人的には国内旅行でゆっくり訪れたかったのですが、残りの活動日数もわずかとなり、出張として行けるだけでもありがたいというのが本音です。

その為、明日から二週間はブログ更新はできません。

今までUPできなかった過去の記事ものせましたのでそちらでお楽しみ下さい。

どのような測定データが取れるかとても楽しみです。

乞うご期待!

それでは秘境のブータン旅、ではなく出張行ってきます!!!!

2012年3月31日土曜日

同僚2

以前、職場で大好きな同僚二人を紹介した。
※前回記事は、こちら

普段、その二人とどのように病院で絡んでいるか紹介したい。

お昼の時間になると、CTリーダーのゴパールが奥さん手作りのお弁当を分けてくれる。

ゴパールのお弁当が無い時は、病院のキャンティーン(食堂)でサモサと呼ばれるジャガイモを皮で包んで揚げたものを食べる。

その帰りに、食堂の下にある小児科外来で働くシスター ミナの職場に顔を出し、お喋りする。

というのが、いつものお昼の過ごし方。

この二人がいなかったら、楽しく活動できていないだろうなぁ。

ナメサメ カディンチェ ラ(本当にありがとう)

2012年3月27日火曜日

携行機材購入

先週、4ヶ月前からJICAに携行機材購入で申請していた『放射線量測定器』がブータンに到着した。
※電離箱式放射線サーベイメータ ICS323-C

これは、ブータンでは初めて使用される装置で、文字通り放射線量を測定する事ができるものである。

今回、これは病院の放射線使用室の放射線漏洩線量測定と、現地技師の放射線管理に対する意識改革に役立てる為に、JICAに申請し購送して頂いた。


日本では『電離放射線障害防止規則』により、放射線に関する様々な規則が定められている。
・X線装置の漏洩X線による実効線量が3ヶ月につき1.3mSvを超える恐れのある区域を管理区域と定めること
・管理区域の標識と、X線装置の取扱注意を箇条書きにした掲示板を掲示すること
・管理区域に立入る者は、フィルムバッチ、ポケット線量計等の被曝測定用具を装着すること
※その結果を、記録を残し30年間保存すること
・管理区域境界の漏洩X線の測定を6ヶ月に1回行うこと
・管理区域に立入る者の健康診断を6ヶ月に1回行うこと(白内障に関する眼の検査、皮膚の検査は3ヶ月に1回)
※その結果を、30年間保存・所轄の労働基準監督署に報告すること
・X 線装置の外壁の漏洩線量を測定する為に必要なサーベイメータをそなえること



と、ここには書ききれないが、日本では放射線管理に関する規則が山ほどある。

だが、ここブータンには一つも無いのが現状。かといってどこかの国の法律に準じているわけでもない。

自分がブータンに派遣される前は、この装置は放射線を扱う施設で主に使用されており、一般人にはあまり馴染みの無いものであったはずだ。

それが東日本大震災以降、原発からの放射線漏洩・一般市民への無用被曝が報道された事がきっかけとなり、多くの人に購入され、各自で放射線計測が行われた。

その為、日本では今でも品薄の状態が続いており、購送に時間がかかった。

「装置がブータンに無事到着した」と、職場に報告すると「メディアに取材してもらい、ブータン国内に報道してもらおう!」という展開に。

3日後には、保健省にてJICA側から病院側への寄贈式が行われ、テレビ局(BBS)・新聞社(Kuensel)も駆けつけた。

病院の放射線科では、その届いた装置にやや興奮気味!

みんなで初めて見る装置を触ってみたり、取り扱い説明書を読んだりしていた。

今後、所属のCT検査部門の放射線漏洩測定から始めたいと考えている。

その準備とし、CT技師のリーダーであるゴパールと病院の設計図を探し、放射線使用室周辺の部屋を把握した。

次に、今までインドのCT装置エンジニアの「操作室は安全だ!」という言葉を信じ、フィルムバッチを装着していなかったCT技師にも、これを機に装着を再度促し、申請書類に記入してもらった。
※現在、レントゲン技師のみが装着しており、インドの測定会社と契約・三ヶ月毎の測定を行っている。

ブータンでも桜が咲き始め、長く寒い冬が明け、温かい春に季節は変わろうとしている。
新しい事を始めようとするには、ちょうどいい季節。

ブータンでの最後の活動がスタートしようとしている。ブータンも少しずつ変わる必要がある。

個人的には、殆ど変わる必要がないと思うのだが。仕事となると話は別。

自分と同じ診療放射線技師の資格を持つブータン人は、去年9月にインドの大学でトレーニングを終えたこの二人だけ。
この二人は参加当初から「放射線測定器がブータンに無い事、技師たちが放射線に対する危機感を持っていない事」を自分と同じ様に疑問視していた。

<今後の実施項目>
・放射線使用室の漏洩線量測定
・撮影室レイアウト・防護設備等の変更
・ポータブル撮影時の被曝線量測定
・各県病院のレントゲン室の漏洩線量検査
・全国放射線科ミーティングで放射線量測定器の必要性と取扱い講習(現地技師のみで)
・定期的な漏洩測定測定(現地技師のみで)

残りの実質活動期間は2ヶ月間。

自分が抜けた時の事も視野に入れながら、現地技師主体で自分はサポートする形で残りの活動をして行こうと考えている。

2012年1月11日水曜日

一日の活動風景

残りの活動期間も半年を切っており、今更ですが写真を撮れる機会があったので、病院での活動をご紹介します。

<一日の流れ>
・9時 ティンプー病院に出勤

・CT/MRI Unitの前には既に予約患者が撮影待ちをしている。

・CT室の前
※スタッフも患者もスリッパに履き替える必要がある。

・患者を着替え室に案内し、着替えさせる。
※患者は民族衣装を着用しているので結構時間がかかる。

・日常撮影業務 (これは、造影剤検査の準備中)

・撮影後、隣にいる放射線科医と画像・病巣についてのディスカッション
※女性二人が放射線科医。他、男性Dr一人がいる。

・10時以降 前日の検査結果を受取りに来た患者に、レポートを渡す。

・13時半 昼食 (同僚ゴパールの持参した昼食、もしくはコカ ヌードル)

ちょっと、外に行きたい時は、隣の旧病院にあるキャンティーンにFried Rice (Nu.30=45円) を食べに。

午後は、救急患者の撮影、もしくは予約を取りに来た患者の対応をする。

・15時 業務終了
その後は、すぐ近くにあるメモリアルチョルテンにいってお参りしてみたり、町をぷらぷらして過ごす。

これが、ブータンでの私の一日の活動です。

病院は、どこかに不安を抱えた患者と、その家族が来る場所です。

やはり、他の学校隊員のように普段から写真を撮るなんてことは出来ません。

カメラを向けたその先には、当たり前ですが笑顔が写りこむ事は少ないです。

活動フィールドが病院であると、いくら『幸せの国 ブータン』でも、ちっとも幸福度の高さが感じられません。

むしろ、真逆の立場にいる人達が集まってくるのだから当たり前ですよね…。

こういう現場を見たかったのも事実なんです。

本当に貴重な経験をさせてもらっています。

明日からの活動も、ブータン人の同僚と共に頑張ります。

2012年1月3日火曜日

新年早々…

…停電の中での、仕事でした。


この写真を見て、驚かれた方もいるのではないでしょうか?

もちろん、わかっております!

この病院にも、無停電電源装置(UPS)があります。

通常、日本の病院であれば、UPSは停電時でもしばらく電源を供給する事ができ、その間に装置を安全に停止させるためのもの。

ですが、停電が頻繁に起きるブータンでは、ちょっとの停電では装置を停止させません(汗)

ブータンでは、色々な停電があります。
・一時的なもの
・5分~20分程で回復するもの
・1時間以上続くもの

こんな状況下での撮影も、ブータンでは普通なのです。

もちろん停電になった瞬間、電話ですぐに連絡を取り、復旧させてもらうよう促します。

その後は、停電前の検査途中だった患者をそのまま撮影。

その後は状況に応じ、装置を停止させたりしています。


皆さん!ここは、日本ではありません。途上国です!

ご理解下さい!

2011年12月30日金曜日

Phuntsholing ワークショップ

ゲレフ ミーティングから帰ってきた次の日に、今度は一部の医療隊員で企画したプンツォリンでのワークショップに参加してきました。

正直、本当に疲れました。無茶な日付設定はするもんではないですね。

その疲れが取れず、この1週間本当にしんどかったです。

このワークショップは、現地医療スタッフに対する『感染管理ワークショップ』でした。

とういっても、現地人も既に知識はあるので、それを実践にも活かしてもらうよう促す目的で行ったものだったと思います。

その内容を少し紹介して行きます。

<1日目>
プンツォリン病院に昼に到着。他の隊員は既に2日前から現地入りし準備等を行っていました。

スケジュール

まずは、感染管理について復習。合わせてテストの答え合わせも行いました。

途中、ブータンの保健省の大臣が来場され激励の言葉をかけて頂きました。

続いて、今回のメインでもある『手洗いキッド』を使い、手洗い後の落ちにくい部分の確認を行いました。
※赤い人は、インド人ナース

手の洗い方や知識はあるものの、実際にそれを機械等で確認した事がなかったブータン人にとっては、衝撃的だったようです。

その後、2つに分け『グループワーク』を行い、お互いで意見交換をしてもらいました。
これを何度か繰り返し、最後に自分達でこれからに活かせる事、自分の職場で変えられるところを紙に書いてもらい、お互いに紹介してもらいました。

最後に集合写真。

ワークショップ終了後、

日本では、患者のメンタルケアも看護師業務の一つ。「時には、患者さんと共に折り紙を折ったり、プレゼントしたりもする」という事を紹介し、花と鶴の折り紙をプレゼントしました。

帰る前に、興味のある人には冬ですが、浴衣の試着をして楽しんでもらいました。

<2日目>
この日は、看護師だけではなく、コメディカルスタッフに対してワークショップを行いました。

グループワークの際、自分はテクニシャンを担当したのですが、ブータンでも看護師の方が圧倒的に感染管理に対する知識・意識があるので、考えるのが少し難しそうでした。

ですが、先進国では当たり前ですが『感染管理』は病院スタッフみんなで取り組んでいます。

今は、知識不足が先行し、めんどくさい感があったとしても、これからは少しずつ興味を持たせ、その重要性を理解してもらい、一緒に取り組んでもらわなければなりません。

これは、現地看護師の腕にかかっています。

技師チーム

ミーティング終了後、浴衣の試着も好評でした。 普段から民族衣装を着ている男性も興味を持ち試着していました。

ワークショップ後、少しプンツォリンをブラブラしてみてみました。

今、プンツォリンには高僧が来ており、ブレッシンフグが受けられます。沢山の人がブータン全国から来ています。
※左がブレッシング会場。右が信者が寝泊まりしているテント

ブータンで今一番のパワースポットであろう場所で、少しヨガをしてみました。

ゾンカで買物をしたり、

ネパリーで買い物したり、

プンツォリンを少しだけ楽しめました。

夜は、女子会+自分で楽しく飲みました。

いや、何はともわれ無事終わって良かったと思います。

今回、自分は準備等を十分手伝う事ができませんでした。

このワークショップの企画・開催に最初から最後まで携わった看護師隊員に、感謝の気持ちでいっぱいです。

本当にお疲れ様でした。

Gelephu ワークショップ

12/20~22に『Gelephu』と呼ばれる、ブータン南部の町に『全国放射線科ミーティング』に参加してきました。(標高300m)
※みんなで参加すると、業務がストップしてしまうので、全国の半分のレントゲン・CT・MRI・超音波技師・Dr・看護師が参加(40人弱)。残りは次の週に『Phuntsholing』でのミーティングに参加。

この町は、隊員は普通行く事が許されていません。ただし、オフィシャルの場合にのみ行く事ができます。

その理由は、アッサムに近いインド国境がある為だと思います。国境沿いは、比較的事件も多く危険度は高い場所に設定されているのです。

なので、滞在は許されていません。

その為、ミーティングが終わったらすぐに2時間程離れた『Damphu』の町で宿泊する事が条件でした。

今回は、3日間開催されたミーティングの内容を少しご紹介します。

<ティンプーからの移動日>

<会議1日目>
スケジュール 9時~15時
・Pre Test (前テスト)
・Radiation hazard (Drによる)
・復習 (新しく得た知識を紹介し合う)
・ブータンの放射線業務従事者、各病院の放射線科の問題点の話合い

ゲレフ病院に会議室がないということで、会場は町のホテルでした。

ティンプー病院のDrが中心になり、活発な意見交換が行われました。

この日の会議終了後、ゲレフーの市場で仕入れた新鮮なエビをホテルに戻り、頂きました。
 お湯で茹でたあと、塩のみで頂きました。これは、最高においしかったです!

<会議2日目>
スケジュール
・昨日何を学んだか
・放射線ってなに? (ブータンの診療放射線技師による)
・質疑応答
・日本とブータンの技師の違い等 (自分)
・ゲレフ病院で実技
(一部の撮影方法(条件、整位等)、装置のチェック等)

今年の夏に、インドでの4年間の診療放射線技師コースを終了し、ブータンに帰ってきたペマによる、他のレントゲン技師達への講義が行われました。

このペマは、インドの大学でのコースを首席で卒業したということもあり、知識が十分にあり、聞いているこっちも何度もうなずいていました。

正直、今回の講義は、自分が現地技師に行わなければならなかった事だと思います。

しかし、ブータンで働いているうちに、法律もない国に、日本のやり方を押しつけていいのか?

と、諦めていました。

そんなところに、二人の若き技師がインドでの勉強・臨床実務(4年間とも病院で働かされていた)を終え、ブータンに帰って来たのです。

自分の考えている事が、ペマも感じていたようで、今回の講義に繋がりました。

やはり、英語で習ってきているのは凄いですね。ブータン技師を唖然とさせる講義。まさに圧巻でした。

その後、自分も自己紹介を兼ね『日本とブータンの技師の違い・放射線測定の重要性』を少し紹介させてもらいました。

ゲレフの町並み

この日の午後は、 これまで習った事や、みんなで話し合い統一させておいた方がいい事を、実際にボランティア患者を撮影しながら確認し合いました。

患者整位+コリメーションの重要性

膝の側面撮影時の撮影テク
※日本に6ヵ月研修に行った事もあるツェリン ドルジさん

この位の内・外顆のズレは日本でも許容範囲ですよね?

 簡単にできる、管球のズレ確認 

ミーティングの終わった後、毎夜このように賭けトランプゲーム「マリッジ」?をしていました。

<会議3日目>
スケジュール
・2日間で何を学んだか?
・CT・MRI・超音波検査の紹介
・質疑応答
・超音波検査でのFAST紹介 (Drによる)
・Post Test (後テスト)

Drが中心に、一人ひとりに二日間で何を学んだか、尋ね、それを他のスタッフと確認し合ったりしました。

またまた、ペマによる講義でCT・MRI・超音波検査の紹介

この日は、ミーティング最終日ということで早く終わったので、ゲレフの町をブラブラしました。

インドとの国境近くまで行ってみたりもしました。
※中心のゲートの向こう側がインド。そして、周りの木は全てドマの木w 

この日、自分もゲームに参加してみました。

って、隣の黒い女性(Drのお姉さん)にコントロールしてもらい体験しただけですw

これ結構、頭を使う難しいゲームです! ネットで検索してみたのですが見つけられませんでした!

ご存知の方、教えて下さい!w

<ティンプーへの出発日>
朝早くから、一人お茶を作っているテンジンさんがいました。

ブータンのお茶は、葉を茹でるところから始まり、このように作ります。 

その直後、Drの車に故障部位が見つかってしまいました。

なんと、オイル漏れ。。。

出発してからでなくて本当によかったです。

でも、その車が『トヨタのハイラックス』だったので…少し肩身が狭く感じましたw

トヨタ!頼むよ!ブータンは、みんなヒュンダイのっているんだよ?少ない需要を大切に!

一台分の人達をおいて、他の車で帰ってきました。

途中の、『Tsirang』で、有名なみかんを購入しました!これが甘い。

この、ミーティングでブータンの技師のやる気が感じられました。
・ペマから新しい事を学ぼうとする
・シニアのやり方に耳を傾ける
・知識・技術を共有しようとする
・他の県の問題点について一緒に考える

放射線に対する法律もない途上国で、少ない技師が一年に一度このようにして集まり、ミーティングを行う。正直、レベル高いと思いました。

「単に習っていないだけなんだな」という事を肌で感じる事の出来たミーティングでした。